LINUX COMPUTING

ping : ネットワークの接続状態を確認する

構文

ping [-LRdfnqrv] [-c count] [-i interval] [-w deadline] [-p pattern] [-s packetsize] destination

説明

ネットワークの接続状態を確認したいホストに対してIPパケットを発行し、そのパケットが正しく届いて返答が返ってくるかを確認する。
パケットの送信から返答までの時間を表示されることで、ネットワーク性能を簡易的に確認することもできる。

オプション

-L マルチキャストループの制御をおこなう
-R IPパケットのオプション部(Route Recording)に経由したルータのアドレスを記録する
-n 出力をIPアドレスのみに抑制する(DNS逆引きを行わない)
-q 途中経過を表示しない
-r ルーティングテーブルを無視して、指定したホストにパケットを直接転送する。同一の物理ネットワークに目的のホストがない場合、エラーとなる
-v 詳細モード。通常は無視される他のICMPパケットも表示する
-c パケット送信の試行回数を指定する
-i 送信パケットの間隔時間の指定。デフォルトは1秒
-w コマンドの起動時間を秒単位で指定
-p パケットのパディング(埋め合わせ)データのパターンを指定する。例えば、「ff」はすべてのデータを「1」で埋めることを示す
-s パケットのデータ部サイズを指定する。デフォルトは56バイト

使用例

試行回数を4にしてpingの実行
$ ping -c 4 192.168.0.9
PING 192.168.0.9 (192.168.0.9) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 192.168.0.9: icmp_seq=0 ttl=60 time=1.21 ms
64 bytes from 192.168.0.9: icmp_seq=1 ttl=60 time=1.16 ms
64 bytes from 192.168.0.9: icmp_seq=2 ttl=60 time=1.18 ms
64 bytes from 192.168.0.9: icmp_seq=3 ttl=60 time=1.18 ms

--- 192.168.0.9 ping statistics ---
4 packets transmitted, 4 received, 0% packet loss, time 3023ms
rtt min/avg/max/mdev = 1.169/1.187/1.215/0.038 ms, pipe 2
目次
PR
最近のトピック
週間アクセスランキング
デル株式会社
Copyright (C) 2018 Linux Computing All rights reserved